横浜山手西洋館
~花と器のハーモニー~
(2014/6/12撮影)
横浜山手西洋館へは2回目の訪問である。今回は、花と器、そしてスイーツの展示。日本人のもつ西洋へのあこがれと日本の独特の伝統美との融合と対比がすばらしい。その美しさの一部を紹介できればと思う。
Ⅰ.外交官の家
山手イタリア山庭園から外交官の家を望む。
いかにも西洋館らしい気品あふれるたたずまいである。
現代英国陶芸の器に花が飾られている。
お皿に花をバランス良く配置する展示に目が行く。
テーブルには各種陶器とともにスイーツが気品良く展示されている。
この陶器はどこか日本的だ。
益子焼にも似ている。
この色と形、何となく落ち着く。
サンルームに展示された草花。西洋的であり、でもどこか日本的だ。
季節の果物サクランボが花とともに美しく展示されている。
結婚を前にした新婦の部屋か。
ウエディングドレスとお花の配置が美しい。
この配置は見事だ。シンプルだがきわめて美しい。
窓から望むイタリア山庭園もまた美しい。
Ⅱ.ブラフ18番館
ティーパーティーのおもてなし。
いかにも西洋館らしい気品あふれた演出です。
お茶を飲みながら物語を読み耽る。
子供の頃夢見た西洋の豊かな暮らしがそこにある。
窓辺に飾られたオブジェ。
何と大胆で美しい。
夏の中国茶会。夏の色「赤」で整える。
西洋人が好む東洋的な飾り付けだ。
こちらは日本の茶道を思わせる飾り付け。
西洋館の建物になぜかしっくり合っている。
この大胆な飾り付けは何ともすばらしい。
Ⅲ.イギリス館
この窓辺の装飾はリズミカルで美しい。
いかにもイギリスらしいお茶と薔薇の飾り付け。
ベッドルームによく似合う。
美しい薔薇とおいしそうなお菓子。さりげなく飾られたワンピースの配置も見事だ。
椅子にはユニオンジャックが。英国的なセンスの良さがあふれている。
まさにヴィクトリア女王が愛したお菓子と薔薇の共演。
何とも優雅だ。
ドレッサーにも薔薇とお茶が。
女性達のあこがれだ。
テーブルに座り、こんな視線でお客をもてなしたのだろうか。
Ⅳ.山手111番館
ゲストを迎えする見事な装飾。
ウエディングパーティーの始まりです。
スイーツとシャンパンのおもてなし。
おしゃれですね。
この柔らかいピンクが何とも良い。
まさに花と器のハーモニー。洗練されている。
1つ1つがとても丁寧に、そして豪華に。
Ⅴ.山手234番館
千利休をもてなすとしたら、こんな和菓子を出すのだろうか。
いかにも日本的な飾り付け。
さりげない配置が心憎い。
こちらも大胆だ。
花の青さが目に飛び込んでくる。
テーブルの上で抹茶を点てる。
このアンバランスが心地よい。
何故か背筋を伸ばしたくなるそんな雰囲気が。
曲線と直線のバランスの良さ。日本的な美しさか。
Ⅵ.エリスマン邸
竹の持つ強さとしなやかさか。
羽黒山の梵天を思い出した。
廊下に飾られた生け花は豪快だ。
夏らしい涼しい演出。こういう風景は心が落ち着く。
Ⅶ.べーリック・ホール
ホールでは少女がピアノを演奏。
周りの風景とよく似合う。
竹の青さと白い石のコントラスト。強くそして美しい。
色とりどりの花の配置が心地よい。
いくつになっても心が癒やされます。
お重の箱を開けたら花が出てきたらびっくりするだろうなあ。
何とも落ち着く空間だ。
ちょっとワインでも飲みたくなる。
こちらの装飾も何ともユニークだ。
花と器のハーモニー、どこもとても素敵であった。
パンフレットの置き場までさりげなく決まっている。