清水寺・白石家戸長屋敷
(2015/2/21撮影)


  栃木市大平にある清水寺(セイスイジ)に行ってみた。ここはこの時季、水仙が咲くことで知られている。そして帰りに近くにある白石家戸長屋敷に寄った。この時季なので雛飾りがあり、とてもきれいだった。暖かい春の兆しが感じられる一日であった。




下野板東26番札所「清水寺」本堂。小さいがきれいに整備された心地良いお寺だ。




何と言ってもこのお地蔵さんに目が行く。
柔らかな木のぬくもり、そしてこの表情に癒やされる。





本堂の奥に観音堂がある。朱塗りの建物が美しい。




その観音堂の中に十一面千手観音がある。
僧行基の作、別名滝の観音。
残念ながら窓越しにしか見ることができない。





本堂と観音堂の間に十三仏があった。
比較的新しいものだが、これだけ揃うとなかなかのものである。





本堂の斜面にはたくさんの水仙が咲いていた。
この時季自然の花を見ると心が癒やされる。





白石家戸長屋敷。郷土資料館として昔の民家が良く保存されている。




母屋の中には雛飾りが置いてあった。
なかなか見事なものである。





ちょうど一緒に入ったお客さん、『これは私の昔の着物で作ったものだ』としきりに大声で話していた。
田舎の生活の一端を感じ取った。





最近はやりの吊し雛。古い民家によく似合う。




離れ座敷には昭和40年代の段飾りがあった。
そう言えば子供の頃隣の家にもあったなあ。
掛け軸は文政12年(1829年)のものだそうだ。





質素な作りの母屋。
これほど立派なものではないが、昔の祖母の家を思い出す。





火消しの道具が置いてあった。
消防出初め式でも見たものだ。





茅葺き屋根に大八車、懐かしい良き時代の日本があった。



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