とちぎのさくら2015Ⅱ◇鉄道&銘木◇
(2015/4/6・9・10・12撮影)


 今回はめずらしく鉄道を絡めて撮ってみた。普段はあまり撮らないのだが、一瞬で通り過ぎるので慣れていないと慌ててしまう。鉄道ファンがかなり来ていたが、線路の中に入るなどマナーはあまり良くない。残念である。実際撮ってみるとなかなかおもしろい。また機会があれば撮ってみたいと思う。そしてもう一つ、栃木県内で銘木とされる桜を撮ってみた。前回紹介した赤門の桜、祥雲寺のシダレザクラなどが有名だが、そのほかにもたくさんあることがわかった。やや時季を過ぎてしまったものもあったが、歴史のある桜の迫力はやはりすごい。是非ご覧下さい。




偶然通りかかった東武日光線樅山駅。あまりに美しいのでつい車を止めて撮影。
女子高生と桜がよく似合う。(4月6日)





これまた偶然に東武特急スペーシアが来た。
慌ててシャッターを切ったが、ちょうど良い具合に収まった。





真岡鉄道下館行きである。一両編成のディーゼル車、何ともかわいい。
架線がないのですっきりしている。(4月9日)





北真岡駅を過ぎ、真岡駅に向かって行った。
桜と菜の花、そして機関車の色がよく似合う。





茂木行きの機関車が来た。
駅周辺では大勢の鉄道ファンが写真を撮っていた。
中には線路の中に入ったり、菜の花の中に入ったりとマナーの悪さが気になった。





鹿沼市口粟野、叶桑沢のエドヒガン。
樹齢400年、樹高18m。
満開は過ぎ青い葉も出てきたが、さすがに迫力がある。(4月6日)





幹の中心部は空洞化している。
400年間風雪に耐えた歴史を感じる。





栃木市都賀町、つがの里のヤマザクラ。
樹齢160年、樹高15m。
昨年ハスを撮りに来たときにこの桜の存在を知った。
何とか撮りたいと待ち続け、ちょうど満開のときに撮ることができた。
ソメイヨシノより若干開花時期が遅いので、満開のときに来るのは難しい。
天気も良く幸運な一日であった。(4月9日)





青い空に満開の桜は良く似合う。




田園風景の中にその桜はしっかり咲いていた。(4月9日)




宇都宮市篠井町、篠井のシダレザクラである。
樹齢70年、樹高10m。
実は昨年この桜の存在を知り篠井町を探し回ったが、結局見つけることができなかった。
今年はあるところで住所を知り、やっと出会うことができた。
何とも美しいシダレザクラである。





敬意を表し真っ正面から撮ってみる。
青い空に濃いピンクの花が良く似合う。





シダレザクラはこの垂れ下がった様子が美しい。




日光市小代、小代のエドヒガン。
樹齢100年、樹高15m。
東武日光線、下小代駅前に立つ。
左奥の旧駅舎と良く似合っている。(4月10日)





古い駅舎に桜の花、遠い昔の懐かしい風景がある。




古い駅舎がそのまま保存されている。
何か懐かしい風景だ。





駅舎の中から桜を覗いてみた。
かつてはこの駅舎から桜を見て、安らぎを感じた人も多いのではないか。





旧駅舎側から桜を見上げる。
大きく広がったその枝は、人の気持ちを包み込む。





駅前に山羊がいた。
昭和初期にタイムスリップしたような錯覚を感じた。





矢板市、矢板武記念館のシダレザクラ。
樹齢170年、樹高17m。
残念ながら満開は過ぎ青い葉が目立っていたが、バランスのとれた美しさはすばらしい。
矢板市指定天然記念物である。(4月12日)





記念館を外側から写してみる。
古い屋敷と桜が良く似合う。
この日はソメイヨシノの方が元気だった。





ソメイヨシノは満開だ。
古い屋敷に元気を与える。





せっかくなので屋敷の内部を。
何故か背筋がピンとする懐かしい日本がある。





屋敷内から外を眺める。
ガラス戸に障子、そしてお庭が美しい。





最後は、矢板市平野、桜地蔵のエドヒガン。
樹齢300年、樹高20m。
地蔵堂脇に咲くエドヒガン桜。
この桜は見つけるのに苦労したが、遠くからでも桜の花が見渡せるので何とか探すことができた。
樹勢が良く、300年も経っているとは思えない。(4月12日)





地蔵堂裏側から写す。
やや逆光気味だが、美しい形と元気な様子が良くわかる。
そろそろ桜の季節も終わりだが、もう少し追っていきたいと思っている。




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