とちぎのさくら2015Ⅲ◇日光◇
(2015/4/18撮影)
栃木県の桜もいよいよ見納めとなった。今回は、日光田母沢御用邸記念公園と、同じく日光の虚空蔵尊(コクゾウソン)のともにシダレザクラである。田母沢御用邸は昨年初めて行き、そのとき有名なシダレザクラがあることを知り、桜の季節にまた行きたいと思っていた。今回ようやく念願が叶った。また、虚空蔵尊は今年になってから立派なシダレザクラがあると聞き、是非行きたいと思っていた。今年は桜の時季に雨の日が続き天候に悩まされたが、今回は幸運にも晴天の週末に満開の桜に出会うことができた。2つのすばらしいシダレザクラをご覧下さい。
日光田母沢御用邸、障子から覗く中庭はすばらしい。障子の貼り方も独特である。
大正天皇の静養先として作られた田母沢御用邸は、
紀州徳川家江戸中屋敷を移築したものを中心に増改築されている。
和風建築のすばらしさが垣間見える。
豪華な襖絵「白梅ニ鶏」である。何ともすばらしい。
今回特別公開された皇后御学問所より桜を臨む。
御学問所の窓から見るシダレザクラは最高だ。
屋根の上まで覆い被さるように咲いている。
庭に回ってみる。すばらしいシダレザクラだ。
樹齢400年、樹高15m。
徳川家康の頃から咲いているのか。
日光のすばらしい自然と日本建築の粋を集めた建物、
そして銘木のシダレザクラが実によく似合う。
虚空蔵尊のシダレザクラ。樹齢350年、樹高15m。
日光市内は観光客でいっぱいであったが、
119号線を少し北に入るこの地を訪れる人はいない。
総朱塗り極彩色の社殿は栃木県指定文化財である。
(一部修正してあります)
社殿側からシダレザクラを見る。
均整のとれた美しい形をしている。
二重の石の鳥居、多くの石碑とも調和している。
社殿越しに桜を眺めると、極彩色の社殿と桜の淡いピンクが絶妙のコントラストを描いている。