英国大使館別荘記念公園
(2016/8/16撮影)
私用でいろいろと忙しくしばらく撮影に出られなかった。約1ヶ月半ぶりの撮影である。7月に英国大使館別荘記念公園が開園したと聞き、是非行ってみたいと思い出かけた。この別荘は平成20年まで実際に使用されていたそうだ。栃木県が譲り受け、記念公園として復元整備されたようだ。元々は英国外交官のアーネスト・サトウの個人別荘として明治29年に建てられ、その後英国大使館別荘として長年使われた。建物は周辺も含め非常にきれいに整備され、ちょっと都会的になった感じだ。ただあまりにもきれいで、昔の別荘の雰囲気は感じられない。多くの観光客を招くためには仕方がないことなのか。ただ建物内から眺める中禅寺湖の風景はまさに絶景である。おそらくこれは昔と変わらないのではないか。それではどうぞゆっくりご覧下さい。
別荘の入口である。歩道も砂利を敷き締めきれいに整備されている。
多くの木々に囲まれ、真っ黒な別荘が見えてきた。
別荘の全景。自然に囲まれた奥日光で、ここだけ妙に輝いている。
反対側からも。外壁は当時の雰囲気を残しつつきれいに整備されたが、
内部は極めて都会的できれいすぎる感じがするが。
別荘と中禅寺湖を一緒におさめる。
ちょと下がったところからそっと覗く。
湖畔まで降り別荘を仰ぐ。
サトウがこだわったという3段の石積みが良くわかる。
内部を覗く。このガラスは昔のままだ。少しゆがんだところが良い。
日英親善。ユニオンジャックはやっぱり格好いい。
内部から見るとこんな感じ。英国紳士の匂いがする。
建物内部ではアーネスト・サトウについて詳しく紹介されている。
1階の廊下。ソファーが置かれ中禅寺湖の絶景を堪能できる。
2階の廊下。ここからの景色は更に良い。
左側に「Tea Room 南4番 Classic」があり、英国紅茶とスコーンをいただくことができる。
2階中央から中禅寺湖を眺める。アーネスト・サトウもこの景色に魅了されたのだ。
建物内部を見て歩く。横浜山手西洋館を思い出させる。
気品高い英国の匂いがする。
廊下の端で見つけた。おしゃれだ。
英国大使館別荘の奥にイタリア大使館別荘がある。
こちらはすでに何度も訪れたが、この建物の方が昔の雰囲気を出している。
こちらも木々に囲まれている。
外壁に使われている杉皮が自然に良く溶け込んでいる。
正面から捉える。質素な作りが実にいい。
イタリア大使館別荘の廊下。英国のものよりも落ち着く空間だ。
ソファーに座って廊下を眺める。壁や天井も実にいい。
奥にある休憩所から外を眺める。自然に囲まれた別荘の贅沢な一コマだ。
イタリア大使館別荘から中禅寺湖を眺める。
この景色は大好きだ。
最後にイタリア大使館別荘の先にある記念公園から。
いつもここでぼんやり湖を眺める。
ここからの景色が日光で一番好きかも知れない。