鑁阿寺・織姫神社
(2017/12/22撮影)


  12月になると撮影場所も限られてくるが、以前から行ってみたいと思っていた足利方面に出かけることにした。紅葉がきれいだと聞いていたが、なかなかシーズンには行けずこんな季節になってしまった。鑁阿寺は以前に何度か行ったことがあるが、撮影を目的にしたのは初めてである。織姫神社は今回初めて訪れた。天気が良くマフラーまでして出かけたため、汗びっしょりかいてしまった。太平記館から鑁阿寺、織姫神社と散歩にはちょうど良い距離だ。冬の寺院散歩をどうぞご覧下さい。




足利学校である。茅葺きの屋根が素敵だが、今回は塀の外からで失礼する。



鑁阿寺本堂である。1196年に足利義兼が建立、1299年に再建された。
義兼の孫が足利尊氏である。



屋根には家紋が3つ並んでいた。
左から、足利尊氏が後醍醐天皇からいただいた「五七桐紋」と「菊の紋」、
右側は足利氏の家紋「足利二つ引き」。
「五七桐紋」は豊臣秀頼の家紋でもある。



1196年建立の鐘楼である。
あえて逆光で木の間から覗くように撮ってみた。



多宝塔である。足利義兼の創建、江戸時代に再建された。
圧倒される存在感に、こちらもあえて周りの樹木を入れてみた。



多宝塔の前方の扉。渋い建物に鮮やかな色が良く似合う。



上方に目をやる。丸と四角の組み合わせが興味深い。



経堂である。足利義兼が鎌倉時代に創建したといわれる。
現在の建物は、1407年足利満兼により再建されたもの。



経堂を部分的に捉える。実に美しい。



大銀杏もこの時季にはすっかり葉を落としている。
奥に多宝塔が見える。
冬のこんな景色もいいではないか。



御霊屋、俗に赤御堂ともいう。建物奥の鮮やかな装飾を部分的に捉える。



蛭子堂。安産祈願の御堂である。
無事出産したお礼に子供のエプロンが多数飾られていた。



東門である。1432年に再修されたもの。
ちょうど近くの女子高生が通ったので、シルエットで撮影。



西門の脇には広場とステージがある。奥には多宝塔と経堂が見える。
近所の老人と思われる人が日向ぼっこをしていた。



織姫神社に向かう。階段の途中に「蕎遊庵」という蕎麦屋がある。
実は今回ここが一番のお目当てだ。
石臼手挽き蕎麦をいただく。



織姫神社本殿。明治12年にこの山麓に遷宮したが火災で焼失、
昭和12年に当時ではめずらしい鉄筋コンクリート造りで再建された。



織姫神社は恋人の聖地としても有名。愛の鐘である。



絵馬には出会いに関する願いが多く書かれていた。
さて来年はどのような出会いが待っているであろうか。
来年もまた頑張って写真をアップしたいと思う。



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