とちぎのさくら2017
(2017/4/10~17撮影)


 今年もやっと栃木県に桜の季節がやってきた。例年に比べ開花が遅く、やっと満開になったと思ったら雨が降り、いつの間にか散ってしまった。いつものことではあるが、足早にやってきては去って行くあの淡い色の桜を撮るのは容易ではない。今年は桜祭りが終わってから満開という所も多く、例年に比べ人出も少なかったような気がする。それでも何とか短い期間にいろいろなところへ足を運び、美しい桜を撮ることができた。今回は期日ごとに整理してみた。場所と時間で微妙に変わる桜の様子をご覧いただければと思う。

Ⅰ.4月10日(月) 八幡山公園・慈光寺


青空にほぼ満開に近い桜が輝く。宇都宮タワーとの相性も抜群だ。



桜はやはりこのように咲かないといけない。
ボリュームのある桜が美しい。



タワーのすぐ真下から眺める。いいではないか。
しかしこの日は月曜日で、タワーエレベーターはお休みであった。
ここの展望台から撮るのを楽しみにしていたのに残念。



公園いっぱいに桜が覆い尽くす。花見客は少なめだ。



昼休みになり、やや客も増えてきた。やはりこうでないと盛り上がらない。



池の端のこの桜が好きだ。いつも輝いている。



児童公園の方へ行ってみる。滑り台の真ん中に咲く桜はいつも素敵だ。



桜の元を子供達が滑る。春のさわやかな風を感じる。



県庁の展望台から二荒山方面を見下ろす。神社裏手の桜がきれいだ。



慈光寺に来てみた。赤門と桜を一緒に入れるには、こう撮るしかない。



今回は絵はがき同様に正面から撮ってみた。
老木を支える添え木が増えていた。


Ⅱ.4月12日(水) 大平山・旧西方村金崎


今回は大平山に来てみた。桜の季節に大平山に来るのは三十数年ぶりであろう。
桜並木から関東平野が一望できる。



桜越しに見るこの景色は、他ではなかなか味わえない。



麓から山頂へ至る道を歩いて下る。
淡い新緑と桜の微妙なグラデーションはこの時季にしか味わえない。



赤いスポーツカーがやってきた。目の前を通るのを待ってシャッターを切る。
桜とうまく収まったが、左の車が邪魔だった。



旧西方村金崎。思川沿いの土手にある桜並木は栃木で一番美しいと思う。



桜が土手を覆い隠す。この横に伸びる桜が素敵だ。



まだ雪をいただく日光連山と桜のコラボレーション。
ありそうでなかなか見られない。



この土手の一部には水仙が咲いている。
これはやっぱり絵になるなあ。



更に水仙に近づくともっといいではないか。



反対方向も撮ってみる。ちょっとしつこいか。



土手の上は桜のトンネル。まさに満開のときに出会った。



枝が土手の下まで伸びている。ここの桜の美しさだ。



桜祭りの提灯があった。桜に提灯、たまにはこんな構図でも。


Ⅲ.4月13日(木) 八幡山公園


どうしてもタワーに上りたくて、またやってきた。



この日の方が青空で、桜も満開できれいであった。



宇都宮タワーから桜を俯瞰する。
実は反射防止の特製フードを作り、それを試したかったのだ。
市内中心部のビルと公園の桜がうまく写っている。



桜の下には花見客がいる。幸せな春の一時だ。
実は特製フードは失敗作であった。
それを知った友人が、わざわざ作って送ってくれた。
何とすばらしい友人をもったことか。
桜が幸せを呼び込んだ。



満開の桜の下で家族連れが楽しむ。贅沢な一日だ。



宇都宮タワーに桜、青空、花見客、こんな定番の写真もたまにはいい。


Ⅳ.4月15日(土) 中央公園


宇都宮の桜もそろそろ終わりに近づいてきた。
いつも良く行く中央公園は撮っておかねば。
ソメイヨシノもきれいになった。



枝垂れ桜はもう終わりに近い。青葉が見えているがまだまだきれいだ。



ユリノキの奥に桜が見えた。
桜は遠くからでも輝いて見える。
こんな撮り方も、まあありかな。



後ろに回って全体を入れる。大きないい桜だ。



桜の幹には時々こうして直接花が咲く。
これが何ともかわいらしい。



地面を見れば桜の絨毯。そろそろ桜も終わりに近い。



地面に目を落とすと、新しい命が次々に芽生えていた。
ヒマラヤユキノシタである。



こちらはスノーフレーク(スズランスイセン)。
何ともかわいらしい。


Ⅴ.4月17日(月) 新川桜並木


新川の桜並木は有名であるが、さすがにこの日は青葉が出て全体を撮ると絵にならない。
そこでマクロを使って接写を試みる。
ここの桜は枝が下の方に伸び、良く見ると元気な花もまだまだあるのだ。



前ボケを使ってみた。青葉の中の桜もいいではないか。



縦に繋がる桜もいい。



マクロ独特のボケがいい。やみつきになりそう。



背景を単純にして。いつもと違う美しさがある。



春の淡い感じが気持ち良い。



青葉の中で、まだ咲いてるよと訴えかける。
今年もまたきれいな桜をたくさん撮ることができた。
見上げたり、すかしたり、見下ろしたり、接近したり。
どのように撮っても美しい。
また来年出会えることを楽しみにしている。



BACK