黒羽山大雄寺
(2018/4/26撮影)
連休を前にして天気が良いので出かけることにした。笠間神社や古河総合公園では藤の花が咲いているという。しかしどうも今ひとつ気が向かない。いろいろ検索していたら黒羽に大雄寺(だいおうじ)という曹洞宗のお寺があることがわかった。ボタンやシャガが咲いており、また建物が茅葺き屋根で趣がある。ちょっと興味を持ち、こちらに出かけることにした。森林に囲まれた歴史のあるお寺は実にすばらしかった。まだまだ知らない良いところがたくさんあるのだと実感した。
国道から階段を上がったその先にそのお寺はあった。
階段の両脇にはシャガがたくさん咲いていた。
山門が見えてきた。いい雰囲気ではないか。
茅葺き屋根の総門。回廊が繋がっている。
回廊の内部。実に質素だが歴史を感じる。
本堂も茅葺き屋根で大きな建物だ。
1404年創建、戦乱による焼失のあと1448年に再建、1576年に現在地に移築された。
正式名称「黒羽山久遠院大雄寺」
こちらは禅堂。本堂、禅堂、総門は回廊で繋がっている。
庭にはボタンが多数咲いていた。
屋根を良く見ると、茅葺き屋根の後ろ半分は金属で覆われている。
茅葺き屋根を維持する苦労が覗える。
寺務所入口。ここにもボタンの花が咲いていた。
鐘楼の周りにはシャガがたくさん咲いていた。
回廊の中から本堂を眺める。タイムマシンにでも乗った気分だ。
お寺外左奥に、黒羽藩主大関家の墓所がある。
墓所に続く道の両脇もシャガでいっぱいだ。
1万8千石の大名にしてはなかなか立派なお墓ではないか。
ついついこんな所に目が行ってしまう。
お地蔵さんが並んでいた。丁寧に花も生けられている。
石佛十六羅漢だ。平成7年に奉安されたものだ。
ここにも美しいシャガが咲いていた。
初めて訪れたが趣のある良いお寺であった。
これからもまた新しい所を開拓していきたい。