京都①東寺
(2019/12/2撮影)


 京都に行くのは10年ぶりくらいになるか。4日間の旅であったが、あまりにも写真の量が多いので何回かに分けてお届けする。今回は初日に訪れた東寺である。今年5月に東京国立博物館で国宝東寺特別展を見学してきた。考えてみれば駅から近いのに、今まで一度も東寺を見学したことがなかった。やはり京都で空海と曼陀羅の世界を見てみたいと思い、初日の午後に訪問した。更に夜間ライトアップをやっていることを知り、夕食を済ませてから再度訪れた。2度の訪問でますます東寺が好きになった。




南大門
(みなみだいもん)から金堂を臨む。
南大門は、慶長6年(1601年)に三十三間堂の西門として建てられたものを
明治28年(1895年)に移築したものである。



金堂。本尊薬師如来が祀られている。内部はもちろん撮影禁止であった。



金堂西側。内部や周辺は一日中掃き掃除をしていた。



食堂。昭和5年(1930年)に焼失後再建されたもの。
現在も、焼損した四天王が新しい十一面観音菩薩を守護している。



東寺五重塔。高さ約55mは木造の建築物として日本一である。



塔の内部は極彩色で彩られている。心柱は大日如来である。



紅葉がまだ残っていた。絵葉書的写真であるが、基本に忠実な写真も重要だと思う。



東寺は別名教王護国寺とも呼ばれる。どちらが正式名称というわけでもない。



北大門を出て櫛笥小路
(くしげこうじ)の東側に建つのが観智院である。延文4年(1359年)創建。
東寺に伝わる多くの文書類を編纂した現在の大学の研究室のようなところである。



中庭や建物などどれをとっても素晴らしい。



枯山水の庭園も素晴らしい。奥に見える五重塔が東寺であることを意識させる。



夜間ライトアップが始まった。
慶賀門を入るとモミジや五重塔が見事にライトアップされていた。



堀に映されたモミジはより美しく輝いていた。



誰もが同じように堀や池などにカメラを向ける。



池に映った五重塔も素晴らしい。



昼間よりも夜間のほうがはるかに人出が多い。



人とモミジの間から五重塔を眺める。



池の中の五重塔はより美しい。



敬意を払い西側から対峙して撮っておく。
昼間は心柱を見ることもできた。



林の中から覗くような五重塔も良いものだ。



金堂である。夜間も内部を見学できた。



東寺の中心、密教の中心的建物講堂。
ここに立体曼陀羅がある。
歴史的建物内にある立体曼陀羅は、きれいな博物館よりも存在感を感じた。



2回目の金堂と講堂を見学したのち、再度五重塔を眺める。



いつも新幹線から眺めた五重塔が少し身近に感じられる。



みなが手を伸ばし五重塔を撮影する。
できた当時はさぞ大きな存在感であっただろう。
高層建築があたりまえになった現在でもその存在感は大きい。



慶賀門を出て大宮通りから五重塔を眺める。
人口150万の大都市にこの風景は似合っている。



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