東寺特別展・上野
(2019/5/17撮影)
東京国立博物館で国宝東寺特別展をやっているというので見てきた。NHKでも東寺について放送されたが、空海と仏像曼荼羅には神秘的な要素も加わり興味がわく。特に空海が唐から持ち帰ったという密教法具や立体曼荼羅は是非この目で見たいと思っていた。博物館内は撮影禁止であったが、1体のみ撮影が許可されていた。また、上野公園内はあまり撮影した記憶がなかったので、この際散歩しながら撮影できればと思った。これが予想していた以上におもしろかった。初夏の上野の風景をどうぞご覧下さい。
特別展のパンフレット、おもしろそうだ。
唯一撮影が許可された国宝「帝釈天騎象像」。
平安時代839年開眼供養された像。
武器である金剛杵を手にする仏法の守護神である。
1200年という長い歴史を感じる。
博物館の敷地内にある表慶館。
大正天皇のご成婚を祝い作られた明治時代末期の洋風建築を代表する建物である。
奥に見えるのは昭和13年天皇陛下の行幸を仰いで開館した現在の本館である。
大きな建物と広い空間が気持ちが良い。
東洋館の一部を切り取る。
上野公園を散歩する。
上野パゴダ(仏塔のこと)には薬師三尊像が安置されている。
上野大仏である。
一度見てみたかったが、顔だけでも存在感がある。
"これ以上落ちない"として有名な上野の大仏。
合格祈願の絵馬が並ぶ。
お守り等を売る店も極めて質素だ。昭和に戻ったような雰囲気が懐かしい。
上野東照宮にやってきた。過去に一度見たことはあるが、公園側からまともに見るのは初めてだ。
境内には多数の石灯籠が並ぶ。
1651年に諸大名から奉納されたものだ。
東照宮五重塔として1639年に再建されたもの。
現在は東京都に寄贈され、動物園の敷地内にある。
水屋に飾られている鈴。
明治7年酒井八右衛門という石工が奉納したものらしい。
1651年造営の唐門の一部を切り取る。正式名称「唐破風造り四脚門」。
京都清水寺を見立てた清水観音堂。
1631年天海大僧正によって建立された。
ご本尊千手観世音菩薩は、京都清水寺からご遷座されたもの。
歌川広重「名所江戸百景」に描かれている「月の松」。
150年ぶりに復活したものだ。
今回は知人と一緒に出かけたが、実は別の知人から博物館の入場券を無料でいただいた。
博物館も上野公園もともに良かった。
まだまだいいことがいろいろありそうだ。