北海道旅行Ⅱ・札幌
(2019/7/5~6撮影)
函館から札幌へ移動。午後の中途半端な時間であったので、北海道開拓の村を訪問。ここは明治から昭和初期に建築された北海道各地の建造物を移築復元・再現した野外博物館だ。実は25年ほど前に仕事できたときにも訪れている。ただ落ち着いてみることができなかったので再訪してみた。翌日は札幌市内の観光地と北海道大学を訪問。東京の大学で学んだ私にとって、北大のキャンパスの大きさは魅力的だ。しばし芝生に寝転がって旅の疲れを癒した。札幌は大都会である。横浜やさいたまのような雰囲気もある。それでも緑が豊かできれいな町だ。ただ、札幌の一部を除いて、北海道は全体的に疲れていると感じた。そして、日本のほとんどの地方自治体がやがて北海道のようになるのではとも感じてしまう。それが良いことは悪いことかはわからないが。さて、ともかく緑豊かな美しい札幌をどうぞご覧下さい。
開拓の村出入口は旧札幌停車場だ。設計図を元に復元したものである。
旧開拓使札幌本庁舎。緑がきれいだ。
旧浦河支庁庁舎。明治30年支庁制度を設け、浦河支庁が置かれた。
建物は大正8年(1919年)に建築され、昭和56年に移築されたもの。
旧小樽新聞社。木造の骨組みに札幌軟石を外壁に積み上げた構造。
明治42年建築、昭和50年収集、55年復元されたものだ。
中では活版印刷の実演をやっており、一度体験したことがあったので楽しかった。
旧札幌警察署南一条巡査派出所。
明治44年、個人の寄付で建てられたもの。
ボランティアの巡査は実に気さくで感じが良かった。
郵便ポストは入口を手で回して閉じることができる。
旧山本理髪店。札幌市にあった大正末期の理髪店である。
中も良く整備され、お客との会話のテープが流れる。
栃木市にある昔の理髪店も、この程度に整備してほしいと思った。
馬車鉄道。実際に乗ることもできる。ちっちゃくてかわいい。
旧浦河公会堂。明治27年建築。赤新社が設立され、礼拝・集会が行われた。
開拓小屋。明治期のものを再現したものだ。これで冬を乗り切ったのだからすごい。
明治42年建築の旧北海中学校。
小学校を思い出し懐かしく感じた。
開拓村をあとにし札幌駅へ。駅前は大都会らしく夜景もきれいだ。
北海道庁旧本庁舎正門。昔で言う輪タクが置いてあった。
北海道庁旧本庁舎、赤レンガ。外国人観光客がやたら多い。
北辰旗がそびえる。五光星は北海道のいたるところで輝く。
庁舎を中に入ると大きな階段がある。
この造りは実にいい。
昔の知事室である。歴代開拓長官、県令、道庁長官、知事の写真が飾ってある。
中には記憶に残っている人もいる。
庁舎出入口を中から写す。レンガ造りの建物は趣がある。
中央警察署。昔の宇都宮中央警察署も
これほど立派ではなかったが似たようなデザインであったような気がする。
札幌市時計台。札幌市を代表する建物だ。
何度も改修工事が行われ、色もその時々によって変わっているようだ。
耐震工事も行われ、外壁もきれいになった。
ここは元々は札幌農学校の演武場だ。
五光星が目を引く。
内部は演武場らしく長椅子が並んでいる。
ボランティアのおじさんから詳しい説明を受けた。
クラーク博士の隣に座り記念撮影。様になっている。
大通り公園にあるさっぽろテレビ塔。
宇都宮タワーよりはもちろん大きい。
小学生と思われる子供達がバンジージャンプをしていた。
テレビ等の上から大通り公園を眺める。
目の前に山が迫っていることにちょっとびっくり。
大通り公園はまさに市民の憩いの場。
この日は最高気温30℃近く、子供達は水遊びで喜ぶ。
お昼は有名なスープカレーをいただく。
この店がなかなか見つからなかったが無事食せた。
道庁本庁舎の近く、自然豊かな公園を見つけた。
映画のワンシーンのような粋なおじさんに出会う。
不似合いな鞄がまたいい。
こちらは親子連れだ。都会の中の豊かな自然が羨ましい。
こちらは北海道大学のキャンパスだ。市民や観光客も自由に出入りしている。
明治42年建造の古河講堂。
旧東北帝国大学農科大学林学教室。
1907年に札幌農学校は東北帝国大学農科大学に改組されている。
古河家の寄付で建築されたものだ。
クラーク胸像。
北大と言えばクラーク博士だ。
わずか9ヶ月の滞在であった。
北海道大学総合博物館出入口内部から撮影。
大学内の移動には自転車が欠かせない。
ここは北大の過去現在未来が詰まっており、休憩所やカフェもある。
有名なポプラ並木。
平成16年に北海道に上陸した台風により被害を受けた。
現在再生事業の途中である。
こちらはイチョウ並木。秋になるときれいであろう。
毎日歩き回った疲れも出てきたので、芝生で横になる。
実に気持ちのいい空間だ。
少し性格がおおらかになったような気がした。
札幌駅前ひろば。バイオリンを弾いてパフォーマンスをしている。
こういう自由な空間もいいものだ。
さて次はいよいよ小樽だ。
北海道最大の観光地と行って良いだろう。
次回もどうぞご覧下さい。