会津喜多方へ
(2020/11/10撮影)
しばらくぶりに遠出をしてきた。コロナが続く中なかなか出られなかったが、少し様子もわかってきてどのようなことに注意すればリスクが軽減できるか理解でき、思い切って出かけることにした。そうはいっても埼玉以南や西の方には行く気がしない。関東北陸以北で唯一観光で行ったことがないのは新潟であった。新潟は感染者が少ないこともあり、ここを主目的地にして会津喜多方を経由して行くことにした。帰りは関越自動車道を経由して戻ってくることに。喜多方を選んだのは、以前2回ほど訪れたことがあったが撮影をしていなかったことと、どうしても長床を見たかったからである。今回は旅行一日目の喜多方を紹介する。
町中の駐車場わきの空き地のようなところに稲荷神社があった。
どこでもよく見かけるお稲荷さんだが、雑草の中で鳥居だけ光っていたので撮っておく。
喜多方ラーメンでは一番有名な坂内食堂。
コロナも関係なく密集して行列を成す。
ここは撮影だけにして別な店でラーメンをいただく。
若喜商店は江戸時代から続く醤油味噌の醸造元である。
昭和館は懐かしい駄菓子やおもちゃでいっぱいであった。
映画の看板やポスターがずらりと並んでいる。
12月になると天井が高く暖房ができないので、醤油工場の室(ムロ)になるそうだ。
明治37年建造の煉瓦蔵。
明治初期に大火があり、煉瓦蔵が普及したようだ。
喜多方には煉瓦工場ができたため、蔵は煉瓦のものが多い。
昭和6年建造。登録有形文化財である。
大成建設の社長となる故本間嘉平が東工大の学生時代に卒業制作として設計したものだ。
店員のおばさんがいろいろ説明してくれた。若喜昭和館とは内部でつながっている。
このような蔵が街のあちこちにある。川越や栃木よりもすごいかも。
蔵の窓は魅力的だ。
こちら新聞販売所。蔵の中にバイクがひしめく。
壁が一部剥がれている。これがまた良い。
喜多方ラーメン神社。
喜多方ラーメン専用ミュージアムで、ラーメン丼が御神体だそうだ。
大和川酒蔵北方風土館。ワインではなく日本酒だ。
「蔵人」八百屋と地酒の店。
三十八間蔵は昔の農機具や写真を展示している。
蔵が今もお店として使われているのが何かいい。
こいれも何かいいねえ。
旧甲斐家蔵住宅。大正後期建立。座敷蔵と店蔵だ。
喜多方では珍しい黒漆喰。
黒漆喰は重厚で存在感がある。
後ろに回ってみると煙突が見えた。これもすごい存在感だ。
戻る途中こんな路地を見つけた。マーケット通りとある。
何か一杯やりたくなるねえ。
新宮熊野神社長床である。
ちょうどイチョウが黄葉していた。
黄葉を狙って撮影に来たわけではないが、その迫力にびっくり。
人物が重ならないように注意する。
これは撮りたくなりますね。
このイチョウは樹齢800年の御神木である。
長床の中から見るイチョウはもっと良い。
長床は平安末期に建立された寝殿造で、熊野神社の拝殿である。
44本の太い柱からなり、周りには壁も扉もない。
長床は過去に一度見学し、是非もう一度来たいと思っていたところだ。
観光客は時々訪れるが、これほど見事な黄葉でも混雑することはない。
神社本殿側から見下ろす。大きな茅葺屋根と広い床が実にすばらしい。
新宮熊野神社本殿である。
長床よりも一段高いところに祀ってある。
この日は雨も心配されたがほとんど降らずに済み、撮影にも影響なかった。
このあと新潟に移動、駅前のホテルに宿泊し新潟市内を撮影する。
次回は新潟市内を紹介する。