佐野梅林公園・唐澤山神社
(2021/2/23撮影)
佐野梅林公園の記事を見て、梅の季節だと思い撮影に出かけた。唐沢山の東側にあり、唐澤山神社のすぐ近くだ。唐澤山神社は、古城唐沢山城跡に建てられた比較的新しい神社である。唐沢山城については知人からいろいろ聞いており、是非行ってみたいと思っていたところであった。城の建物等は何も残っていないが、立派な石垣が残っており、山城の痕跡をあちこちで探すことができる。またこの神社にはたくさんの猫が住み着いており、観光客にも慣れ親しんでいた。ちょっと風が強かったが、天気も良く絶好の撮影日和であった。美しい梅の花と古城跡をどうぞご覧ください。
開園から20年、ようやく梅が咲きそろうようになったと聞く。
どういう訳か木の上半分が咲いている。
この白梅はほぼ満開のようだ。
東屋を入れ、梅林を広く撮影する。
何の木がわからないが、印象に残ったので撮っておく。
この木も上の方が開花しているようだ。
山の斜面を切り開いて作ったようだ。
この石垣は昔からのものなのか?
春らしい風景だ。犬を連れての散歩が絵になる。
東屋の中から梅を鑑賞。
しばらくぶりのマクロを使っての撮影。
風が強く、狙いを定めるのが大変であった。
春が近いことを実感する。
マクロの撮影も楽しいものだ。
唐澤山神社にやってきた。まずは虎口右側の天狗岩を登る。
天狗岩からの眺望はすばらしい。かつては物見櫓があったという。
岩肌から直接生えている松、生名力が強い。
神社に向かって進むと左側に竜神宮がある。竜の置物があった。
大炊の井(おおいのい)。山城において水の確保は重要だ。
未だに涸れることなく水を蓄える。
鳥居があり、この先大手道につながる。
神橋と四つ目堀。この橋はかつては曳橋であった。
下はもちろん堀切である。
本丸に通じる階段。現在はこの階段の上に神社本殿がある。
比較的暖かかったので、観光客も多い。
手水舎。なかなか立派なものだ。
神社本殿。御祭神は藤原秀郷である。
唐沢山城は戦国時代からある山城で、関東地方では珍しい高石垣のある山城であった。
明治16年佐野家ゆかりの人々によって、本丸跡に神社が創建された。
本丸の虎口には、見る者を圧倒する巨大な鏡石が据えられている。
二の丸から本丸への通路。かつては鉤の手に折れていたという。
本丸南西の高石垣。長さは40m、高さは8mを越えるという。
西日本を中心とする技術で築かれた、関東では極めて貴重なものだ。
南城の石垣。先ほどの高石垣から通路を挟んで繋がっている。
南城東側の石垣。上に小さく見える人物からいかに大きな石垣であるかがわかる。
更にこの下には大きな堀切がある。
この石垣の上が南城。かつて蔵屋敷や武者詰があった。
二の丸から三の丸に通じる通路。山城跡の散歩は楽しい。
三の丸、帯曲輪。大きな曲輪で、かつては賓客の応接間があったとされる。
現在は何もなく、藤の季節に来るときれいなのかなと想像する。
三の丸を下る途中で和合稲荷神社を見つけた。
更にレストハウスまで降りてくると足尾山神社という標識を見つけた。
せっかくなので寄ってみる。
このような小さな祠がたくさんあるのはうれしい。
さてここで神社境内で見つけた猫を紹介する。
とにかくたくさんいて、中には観光客に抱っこされている猫もいた。
そのごく一部である。
佐野梅林公園は、梅の満開にはまだちょっと早かったかもしれない。
唐澤山神社は山城の雰囲気が残っており実に良かった。
また別の季節に行ってみたいとも思った。
たくさんの猫に会えたのも癒されて良かった。