銚子散策
(2022/10/21撮影)
今回は千葉県銚子市を散策、おそらく40数年ぶりだ。前回は日帰りできてやたら遠かった記憶がある。今は高速を利用して便利になったが、それでも何回も乗り換えやはり遠い印象には変わりはない。銚子といえば銚子電鉄、赤字のローカル線が見事に復活した話は有名だ。そして犬吠埼灯台、前回も見学した記憶がわずかにある。最後銚子港で昼食をとったが、事前に調べた食堂は営業時間が過ぎていたり、定休日だったり、最後の1件を探すのに時間がかかり、焦りもありせっかくの町並みを写すこともすっかり忘れてしまった。太平洋も含め、銚子の様子をどうぞご覧ください。
銚子電鉄ぬれ煎餅駅。駅といっても列車は来ない、お土産売店である。
店内は銚子電鉄の大きなポスターがたくさん張ってある。
ぬれ煎餅を中心に、たくさんの種類の煎餅が並べられていた。
お土産に右手前の箱入りのぬれ煎餅を購入。
銚子電鉄犬吠駅へ移動。あまりに立派な駅舎に困惑、もっと簡素な無人駅かと思った。
右側が切符売り場、中央が改札。対面で購入するのだ。
切符売り場で銚電写真館「中井精也ギャラリー」の入場券を買う。
2階に上がると廊下にかつての銚子電鉄のスナップ写真が展示されていた。
このモノクロ写真は実におもしろかった。ギャラリーはこの右奥にある。
ギャラリーの中央にジオラマがあった。
かつての銚子電鉄を模したと思われる駅舎や踏切、そして動く列車など実に良くできている。
神社と踏み切り、何か懐かしい。
初音駅に列車が入ってきた。列車が動いている感じも伝わっていいものだ。
お花畑もきれいである。奥に中井精也氏の写真が見える。
駅のホームには列車を待つ人がいる。少し前に到着した列車からは多くの人が降車した。
鉄道ファンなのであろうが、予想以上の賑わいにちょっとびっくりした。
犬吠テラステラスから太平洋を望む。
海を見るのは2年ぶりか、太平洋となると5,6年ぶりのような気がする。
犬吠埼灯台。青い空に白い灯台。絵に描いたような風景だ。
灯台の中はこんな狭い階段をひたすら昇っていく。
灯台の上部に観覧のスペースがある。すばらしい景色だ。
旧犬吠埼霧信号所・霧笛舎内に展示されている初代レンズ。
明治7年(1874年)~昭和26年(1951年)に使用されたものだ。
霧の深いときに打ち鳴らす「霧鐘」。
我が国初の霧信号として明治10年尻屋崎灯台に設置されたもの。
そういえば尻屋崎灯台も見学した記憶がある。
犬吠埼灯台のレンズと同等の大型一等レンズ。
国産第一号として沖ノ島灯台において大正11年(1922年)~平成19年(2007年)まで使用されたもの。
レンズ重量2.65トン、総重量13トンだそうだ。
海岸近くまで遊歩道ができていたので降りてみる。
海岸ではいろいろな地層が観察できる。
中央が砂岩泥岩互層である。
銚子漁港の方へ移動。
探し回ってようやく「鮪蔵」へたどり着く。
この海鮮丼は実にうまかった。
飯沼観音本堂。神亀5年(728年)開基、真言密教の古刹。
坂東33観音零場第27番札所。
「開運!なんでも鑑定団」で放送されたというので寄ってみた。
平成21年に完成した千葉県唯一の五重塔。
本堂も五重塔もどうも新しすぎてぴんと来ない。
銚子大仏。正徳元年(1711年)に建立された阿弥陀如来坐像。
飯沼観音はちょっと期待外れであった。
町の中はシャッターが閉まっている店が多かったが、
もう少し落ち着いて撮っておくのであったと後悔する。
2泊3日の旅も終わった。やはり旅に出るのはいいものだ。