中山道馬籠宿・妻籠宿
(2023/5/31撮影)
今回の旅行の最大の目的地、馬籠宿と妻籠宿である。実は大学時代の友人が飯田に住んでおり、学生時代に友人宅を訪れたときに初めて行った。そのときの印象が忘れられずいつか行きたいと思い、特に10年位前から是非行きたいと思うようになった。しかしアクセスが悪くなかなか行く機会を逃し、更にコロナもあって実現できていなかった。徐々に体力の衰えも感じいつまでも先延ばしはできないと思い、今回思い切って行くことにした。半世紀近く前のことでもあり昔の記憶とは少し違うような気もしたが、実に良いところであった。心配した雨に降られることもなく楽しい旅を満喫した。どうぞご覧ください。
◇馬籠宿
馬籠館わきの駐車場に車を停め、いよいよ馬籠宿へ。
入口の立派なお店、馬籠宿へ入ってきたと気持ちが昂る。
小さな坂道を登っていく。道路は今風にきれいに整備されている。
いかにも新しく整備した感じの水車小屋だ。
昔の伝統的な建物がきれいに並んでいる。
古い蔵も残っている。遠くには木曽の山々が見える。
お土産物屋もちょっとおしゃれだ。
映画などで見る峠の茶屋に似せているのか。
暖簾と奥の飾り物が良く合っている。
手をつなぐ老夫婦。実はこういう風景をよく見かけた。
さてこの字読めますか、日本の漢字は難しい。
ここの名物は五平餅と蕎麦のようだ。もちろんお昼にいただいた。
ちょっとかわいいお人形、孫へのお土産に購入する。
宿の上側の交差点、バス停や駐車場に近く多くの観光客が記念写真を撮っていた。
高札場。例えばこんなことが書かれている。
「いつわりをなし又は無理をいひ惣して人の害をなすべき事をすべからざる事」
おそらく新しく作ったものであろうがおもしろい。
さらに上に行くと展望広場がある。ここからは木曽の山々が良く見える。
外国人観光客も非常に多い。特に西洋系の人たちが多かった。
宿の中心部は狭い坂道の両側にたくさんの店が並んでいる。
伝統的な建物に派手な外国人、これがあたりまえになった。
駐車場付近へ戻っていく。雨が降るとこの坂道は大変であろう。
外国人観光客は元気だ。重い荷物をしょって坂道も気にせずに歩いていく。
馬籠から妻籠へ行く途中でも、車の中から歩いている外人観光客を見た。
◇妻籠宿
障子に描かれた大きな字、戸を閉めるとそのまま看板だ。
きれいに整備されたお店。馬籠宿に比べるとこういうお店は少ない。
自転車と植木鉢が気になって撮っておく。
ずいぶんと傷んだ暖簾だ。馬籠宿に比べ明らかに質素で観光客も少ない。
馬籠宿は岐阜県、妻籠宿は長野県だ。それが原因とは思わないが。
ふれあい館の中に五月人形が飾られていた。なかなか迫力があった。
ちょうど耕運機がやってきた。木戸を開けしまっている。畑仕事が終わったのか。
古い建物によしずが良く似合う。
お店の中もちょっと気になる。
桝形の跡である。
宿場の出入口には城塞の役割を持たせ、必ず桝形が設けられた。
屋根の上に石がのっている。このような建物が残っているとは珍しい。
昔の縁側を思い出させる。無人販売、座布団が何か素敵だ。
大きな荷物を背負った外国人観光客、タフだなあ。
これはびっくり、これだけそろうと迫力だ。
こちらは気軽な格好でお土産探し。妻籠は日本人より外国人の方が多かった。
酒屋さんであろう、中のポスターが気になる。
妻籠宿はこんな感じの店が多い。きわめて質素でそれがまた良い。
古い町並みに迫る山、そして外国人にスマホ、そこに違和感はない。
こちらは正当なハイキングスタイル。それぞれの格好で楽しめばよい。
この二人組は何度も見かけた。ちょうど同じペースで歩いていたのか。
何やらお目当てをやっと見つけたのかもしれない。
馬籠宿と妻籠宿、はるばる出かけた甲斐があった。
昔の印象とはちょっと違かったが、今の日本の状況もちょっと垣間見えた気もした。
さて次は飛騨高山である。整理に少し時間をください。