国宝犬山城・城下町散策
(2024/5/29撮影)
今回の旅行の最大の目的地は犬山城だ。曇ったり雨が降ったりと不安定な天気であったが、犬山を訪れたときはそれまでとは打って変わり良い天気になった。天守閣が国宝に指定されている城は5つあるが、私にとっては松本城、姫路城に続いて3番目の訪問だ。そしてここには城下町も広がる。もちろん昔のままではないが、古い町並みには興味がわく。快晴の下での犬山城と城下町の様子などをどうぞご覧ください。
駐車場を出て少し歩くと小高い山の上に天守が見えた。
石垣の間の古い階段を昇っていく。
もうすぐ本丸、お城が見えてきた。
天正13年(1585年)ごろ建設されたといわれる。
現存する天守の中では最も古いといわれている。
小さいが品のあるお城だ。
入口を入ると1階部分の石垣が目に飛び込む。
大きな梁もすごい迫力だ。
内部は昔のままだ。鉄筋コンクリ造りの城と違い重厚で味わいがある。
城の窓から城下を覗く。戦国時代もこうして見ていたのか。
最上階の4階には廻縁があり1周することができる。
木曽川の様子も良く見える。
町の中心部には高層ビルもいくつか見えるが、天守閣には及ばない。
本丸を俯瞰する。小さな本丸に親しみをわく。
国宝指定書が飾られていた。
歴代城主の額も飾られている。
元和3年(1617年)より成瀬家が城主を務め、つい最近まで成瀬家個人の所有だったようだ。
平成16年より財団法人犬山城白帝文庫の所有になっている。
城の近くからもう一度仰ぎ見る。
城を支える石垣はいわゆる野面積み。
きれいに加工された石垣より趣がある。
本丸正面の出入口には模擬門が建てられている。
本来は鉄門(くろがねもん)といわれる櫓門があった。
お城の脇に針網神社がある。1000年以上の歴史を持つ神社のようだ。
ここにもおみくじがたくさんある。
ここにはたくさんの神社がある。こちらは三光稲荷神社だ。
犬山城主成瀬家の守護神であったようだ。
何と言ってもこの連続する鳥居が絵になる。
光と影がおもしろい造形美を作る。
縁結びの神様として有名なようで、祠にはたくさんのハート形をした置物が祀られていた。
こちらが正式の入口のようで、犬山城への近道にもなっているようだ。
城下町へやってきた。古い門の奥は休憩所と土産物屋。
帰りにお土産を購入した。
古い蔵を利用したお店のようだ。ここで鰻を食べたかった。
レトロな建物が連なる。ビールにアイス、牛串と興味をそそる。
こちらはアクセサリーのお店か。これも古い蔵であろう。
壁の色が時代を感じさせる。屋根は葺き替えているようだ。
昔の町家を使ったお店か。おこげ串というのがおもしろい。
こんなところを物色しながら歩くのは楽しいものだ。
レトロな建物が連なる通りを多くの観光客が歩いている。
外国人観光客も非常に多い。
旧磯部家住宅。江戸時代に建てられた町家で、呉服商を営んでいたという。
間口が狭く奥行きが広いウナギの寝床のような構造だ。
主屋は床の間、違い棚もあり、立派な造りだ。
飛騨牛というと昨年行った飛騨高山を思い出す。すぐ隣が岐阜県だ。
これはおそらく周りの建物に似せて新しく建てたものであろう。
屋根の隅には布袋さんと思われる祠が飾られている。
本町の火の見櫓。再建したものだ。
昭和横丁と書かれた建物。
ウナギの寝床状態の建物の中は、昭和がぎっしり詰まっていた。
昔の縁日を再現している。小さいころ温泉場で遊んだ記憶がかすかにある。
城下町を出て犬山市内を散策する。地方の町を散策するのは好きだ。
地方都市で良くある古いビル。かすかに生活を感じる。
小さな時計屋さんを見つけた。まだ営業できているのはすばらしい。
犬山は愛知県北部の小さな町だが、実に興味深い。
城と同様小さいが何か魅力がある。
小高い山や大きな川もあり、関東地方ではあまり見られないような地形に思える。
さて次は山梨だ。